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英首相官邸で2025年3月15日、ウクライナの和平計画に関する首脳級会合後、会見を開いたスターマー首相。代表撮影=ロイター

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの和平に向けた「有志連合」の首脳級会合が15日、オンラインで開催された。英首相官邸によると、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州、カナダなど計26カ国の首脳らのほか、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)のトップが出席したという。

 主催した英国のスターマー首相は会合後に会見を開いた。米国が提案し、ウクライナが同意した「30日の即時停戦」に関し、ロシアが「遅らせようとしている」と非難。「遅かれ早かれ、プーチン(ロシア大統領)は交渉の席につかなければならなくなる」と訴えた。

 「有志連合」構想は今月2日にロンドンであった首脳級会合で発表され、「ウクライナの正当かつ永続的な平和を支援するための行動を推進する」ことを目的とする。

 スターマー氏は会見で「プーチンが行動するのを座して待っているつもりはない」と強調。会合では、ウクライナ支援や対ロ経済圧力を強化することで合意し、有志連合は「実務段階にうつる」という。

 英国はフランスとともに、和…

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