大手電力など10社を相手取って、10~20代の若者16人が6日、地球温暖化対策の強化を求める訴えを起こした。
地球温暖化は本質的に不公平だ。
温室効果ガスを大量に排出する豊かな国の人たちは、暑さや気象災害に一定の対処ができる。だが、ほとんど排出しない人たちは、暑さや災害に丸腰でさらされる。
また、経済のために石炭を燃やし続けてきたのは、男性中心の中高年以上だが、温暖化が牙をむくのはこれからの世代に対してだ。
気候危機が必然的に抱える不正義は、人権問題だという認識が広がり、訴訟が頻発している。
英ロンドン・スクール・オブ…