兵庫県芦屋市涼風町の路上で今月16日、男性が刺された事件で、県警は30日、現場近くに住む中国籍で無職のマ・アーノルド容疑者(28)を強盗殺人未遂容疑で新たに逮捕し、発表した。「何も言いたくありません」と供述しているという。
捜査1課によると、逮捕容疑は16日午前10時すぎ、マレーシア人の男2人=同容疑で逮捕=と共謀し、殺意を持って自営業の男性(35)をハンマーで殴り、刺し身包丁で腹を刺すなどし、2~3カ月の重傷を負わせスマートフォンを奪ったというもの。男性は頭部と顔面も骨折したという。
マレーシア人の男2人が実行役で、マ容疑者は2人に現場を教える役だったと同課はみている。
被害男性はマ容疑者ら3人と面識がないとみられ、捜査関係者によると、当日は仕事の依頼を受けて現場を偶然訪れていた。
県警は、マ容疑者らが現場近くに住む別の人物を襲撃する計画で、被害男性は人違いで襲われたとの見方を強めている。
マレーシア人の男2人は調べに「襲撃を依頼されて来日した」などと説明しているという。今月中旬に入国し、事件当日に関西空港で大阪府警の捜査員に身柄を確保された。
- 被害者は人違いで刺されたか 芦屋・強殺未遂、仕事でたまたま現場に