【動画】佐賀・有明海でのりの種付けが解禁=渕澤貴子、中野内満也撮影

写真・図版
ノリ養殖の種付けが解禁され、海面にはカラフルな網が設置された=2024年10月18日午前7時41分、佐賀県沖の有明海、朝日新聞社ヘリから、山本壮一郎撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 有明海がカラフルに彩られる季節がやってきた。赤、緑、青……。海面に広がる色とりどりの四角い形。正体はノリ養殖用の網だ。

 佐賀県有明海漁協は17日午後6時に「種付け」を解禁し、漁船の大半が18日未明に出港。漁師たちはロール状にまいた網をクレーンで作業船に移し替え、あらかじめ海中に立てた支柱の間に広げていった。

 網にはノリの胞子(種)を付けたカキ殻がつり下げられており、1カ月ほどたつと伸びたノリの摘み取りが始まる。

 同漁協は昨季まで2季連続の不作に見舞われ、ノリ生産日本一の座を兵庫県に明け渡した。今季は平年並みの収量に回復すると見込んでいる。

 同漁協の西久保敏組合長によると、今年は周期的に雨が降り川から栄養が流れ込むなど、海の環境が良くなっているといい、「今季は日本一を奪回します」と話した。(渕沢貴子)

共有