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自民党島根県連の会議であいさつする青木一彦官房副長官(中央)=2025年2月11日午後2時7分、松江市、垣花昌弘撮影
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 今夏の参院選に向けた自民党鳥取、島根両県連の候補者調整は、鳥取・島根選挙区(合区、改選数1)に島根県議で新顔の出川桃子氏(47)、比例代表特定枠に鳥取県出身で同選挙区現職の舞立昇治氏(49)を擁立することで決着した。一方、島根県連が出川氏を候補者に選んだ「予備選」(公募)は、県連内に新たなしこりを残すことになった。

 島根県連が出川氏を候補に選出した5日後の11日に松江市内であった県連の会議で、県連副会長の青木一彦官房副長官は訴えた。

 「いま県連が決して一本ではない。ぜひ県議会で腹を決めていただいて、会派(同士)一本になって同じ方向を見て進むことが、島根の発展に直結する」

 予備選は、島根県を地盤とする特定枠現職の三浦靖氏(51)の次期参院選への不出馬表明を受けて行われた。島根県議会最大会派「自民党議員連盟」(15人)に所属する県連幹事長の園山繁氏(68)と、第2会派「自民党ネクスト島根」(11人)の出川氏が立候補。党関係者の投票で出川氏が64票を獲得して三浦氏の後継候補に決まった。56票の園山氏とは8票差だった。

 島根県議会では2019年の…

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