自民党の鈴木俊一総務会長は7日の記者会見で、9日の党大会に労働組合の中央組織・連合の芳野友子会長が出席することを明らかにした。立憲民主党と国民民主党を支援する連合のトップが自民党大会に出席するのは異例で、2005年以来20年ぶりとなる。
夏の参院選に向け、野党に揺さぶりをかける狙いがあるとみられ、鈴木氏は「賃上げについては、連合はパートナー。党大会であいさついただくのは意義のあることだ」と語った。
近年、自民は連合への接近を図っており、23年には党運動方針に連合との連携強化を盛り込んだ。この年、賃上げを最重要政策に掲げた岸田文雄首相（当時）がメーデー中央大会に9年ぶりに出席。連合の定期大会に自民党政権下の首相として16年ぶりに出席した。
