東京都議補選の結果を受け、自民党都連会長を辞任すると表明した萩生田光一・前政調会長=2024年7月16日午後1時10分、自民党本部、藤原慎一撮影

 自民党の東京都議補選での惨敗を受け、萩生田光一・前政調会長が16日、都連会長を引責辞任する意向を表明した。萩生田氏は惨敗の要因とされる裏金事件の当事者で、「党の役職停止(1年)」の処分を受けながらも岸田文雄首相が続投を後押ししていた。このため、首相の政治判断に対する批判も強まっている。

 萩生田氏は同日午後、都連幹部との会合を終えた後、自民党本部で記者団の取材に応じた。2勝6敗だった都議補選の結果を踏まえ、「指揮を執った私の責任は大きかった。都連の会長を引かせていただく」と辞任の意向を表明した。

 また敗因については、派閥による裏金事件を念頭に「国政の様々な影響もあった」と語った。

 安倍派の萩生田氏は2021…

共有
Exit mobile version