
自民党は8日、今夏の参院選比例区で新顔の杉田水脈前衆院議員(57)の公認を発表した。杉田氏は、在日コリアンやアイヌ民族に対して差別的投稿をし、法務当局から「人権侵犯」と認定された。比例票を掘り起こす狙いがあるが、党の人権意識が問われることになる。
杉田氏は2012年に日本維新の会から衆院選に出馬し、初当選。17年と21年は自民公認で衆院比例中国ブロックで当選した。
16年に国連の会議に参加した際、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」などと自身のブログに投稿し、その後撤回。23年に札幌法務局と法務省がそれぞれ人権侵犯だと認定した。自民は人権侵犯認定に伴う処分はしなかった。
杉田氏は、18年には月刊誌…