あこがれの大人について中学生が思いを書く「なりたい大人作文コンクール」(屋久島おおぞら高等学校・おおぞら高等学院など主催、朝日新聞社共催)の学校賞を受賞した東京都足立区立第十四中学校で18日、脳科学者の茂木健一郎さんによる出張授業があった。

 主催する屋久島おおぞら高等学校(鹿児島県屋久島町)は通信制で、茂木さんが校長を務めている。コンクールには全国から2万7466点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞2点、茂木校長賞1点、学校賞2校が選ばれた。

 茂木さんはこの日、体育館に集まった2年生の生徒たちを前に、「自分の個性を大事にしてほしい。君たちにも一人ひとりの個性がある。ぜひ自分の個性を見つけて磨いてほしい。それがなりたい大人に近づいていく」と呼びかけた。生徒の松本橙子(とうこ)さんは「これからは一人ひとりの個性豊かな思いを大切にしていきたい」と話していた。

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