記者会見で発表する吉村洋文知事=2025年2月10日午後、大阪府庁

 大阪府は10日、能登半島地震の被災地の子どもら320人を2025年大阪・関西万博に招待すると発表した。日程は7月下旬~8月上旬に2泊3日の予定で、今月26日から3月18日まで募集する。

 府は昨秋から、ふるさと納税を活用して財源を募った。寄付額は当初想定の3千万円を突破し、企業からの寄付の予定も含めて10日時点で約6千万円に達する見通しという。

 対象は石川県輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の小学5、6年生、中学生とその保護者で、1組につき保護者1人と子ども3人まで。震災を機に他の自治体に引っ越した子どもも応募できる。応募者多数の場合は抽選。

 万博会場への訪問のほか、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などをめぐる大阪観光を計画している。今後も寄付を募り、5月に追加募集を行う予定もある。

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