土石流で1階部分が埋まった住宅=2024年9月29日、石川県珠洲市大谷町、千種辰弥撮影

 能登半島を襲った豪雨で、山の斜面が大規模に崩壊した石川県珠洲市大谷町を29日、国立研究開発法人土木研究所の研究員らが調査した。1月の地震で崩れた斜面の範囲が今回の豪雨で拡大し、堆積(たいせき)した土砂が、土石流になってふもとの住宅を襲ったことが明らかになった。

 調査は、大谷地区の中央を流れる珠洲大谷川の西岸にあり、地震で山の斜面が崩壊した4カ所で実施された。うち3カ所で、豪雨によって崩壊の範囲が拡大し、土石流が起きていたという。

 最も大きな崩壊が起きた場所…

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