【左】2024年1月2日、能登半島地震から一夜明けた石川県珠洲市正院町。倒壊した家屋が道路にはみ出している【右】24年4月26日に同地点で撮影。道路上にはみ出した家屋は撤去されたが、被害を受けた家屋の多くはまだ撤去されていない=朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影
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 能登半島地震の発生から5月1日で4カ月。発生直後に上空から撮影した石川県内の被災地の同じ場所で、現在の様子を空撮して比較した。

火災が発生した輪島朝市、津波により大きな被害が出た珠洲市内。復興はどこまで進んだのか。地震発生直後の写真と比べてみました。

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 大規模火災で約240棟が焼けた輪島市河井町の「輪島朝市」。焼けた建物や車が上空から見えた。隣接する市街地で倒壊した7階建てのビルは地震があった1月1日のまま。道路の一部をふさいでいるため、交差点の白線は新たに引き直されていた。

 日本海に面した市の観光施設「輪島キリコ会館」。周囲の駐車場や競技場には、応急仮設住宅が並んでいた。県によると4月25日現在、県内で必要とされる6421戸のうち5530戸を着工、2763戸が完成した。5月末までに完成戸数を約4500に増やし、8月中にすべての完成をめざすという。

記事の後半では、津波で被害を受けた家屋が多く残る珠洲市宝立町と、復旧に向けた工事が進む幹線道路の被災直後と現在を比べます。

 津波により大きな被害を受け…

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