高知県南国市の医薬品卸売会社「中沢氏家薬業」が、南海トラフ地震などに備えた災害対策車両2台を導入した。
トヨタの四輪駆動ピックアップトラック「ハイラックス」の特注品で、道路の凹凸や浸水に強い。被災後に普通の営業車が走れなくなった道を進み、医薬品などを届けるのが狙い。
エンジンに送る空気を高い位置から取り込む「シュノーケル」を付けていて、浸水が1メートル以下なら走行可能だ。
障害物から車体前部を守るグリルガードや、切れやすい側面のゴムを強化したタイヤも装備している。5月末に納車された。
きっかけは、今年1月の能登半島地震だった。
石川県の卸会社が、仙台市の…