【石川】金沢星稜大学・短大部(金沢市御所町)で8日、元日の能登半島地震の被災者を支援する復興イベント「のと応援祭」が開かれた。
チケット代金の全額が義援金となるチャリティーお笑いライブなどのステージ企画や、能登の食材を食べて応援するコーナーも設けられた。キャンパスの内外には、「出張輪島朝市」や能登地区からのキッチンカーなどが15店ほどあり、訪れた家族連れや学生が次々と能登の特産品などを買い求めていた。
地震でブルーベリー農園が地割れなどの被害を受けた能登町の「ひらみゆき農園」もキッチンカーで出店。昨年収穫したブルーベリーのクレープやブルーベリー酢のサイダーなどを販売した。スタッフの園理沙子さん(27)は「来ていただいた方とお話しすることで能登を金沢で伝える窓口になれる」と話した。
イベントを運営した春木奎吾さん(21)は「大変な状況の中、能登から多くの店に来ていただいた。イベントで能登を元気づけられたらうれしい」と話した。9日も開かれる。(砂山風磨)