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「高額療養費制度の負担上限額引き上げ反対に関するアンケート」の結果について説明する、全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長(右から2人目)=2025年1月28日、東京・霞が関の厚生労働省、松本千聖撮影
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 「高額療養費制度」の見直しをめぐる政府案について、修正が検討されていることがわかった。この制度は、公的医療保険の「セーフティーネット」として機能しており、見直しに対して患者らから反発の声が上がった。政府は少数与党での国会運営を余儀なくされる中、野党の批判にもさらされ、再考を迫られた形だ。

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 ただ、今回の見直しの背景には、子ども関連政策の財源確保に向け、医療費の抑制が求められている状況がある。

修正案の決着は……

 2023年末に閣議決定した…

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