育児・介護と仕事の両立を支援する関係法案が全会一致で可決された衆院本会議=2024年5月7日午後1時11分、楢崎貴司撮影

 育児・介護と仕事の両立を支援するため、テレワークの推進などを盛り込んだ育児・介護休業法などの改正法案が7日、衆院本会議で全会一致で可決された。近く参院に送られ、今国会で成立する見通しだ。

 育児との両立では、労働者が子どもの年齢に応じて働き方を柔軟に選べるようにする。3歳未満の子どもがいる場合は、テレワークを可能にすることを企業の努力義務にする。3歳から小学校入学前までの子どもがいる場合は、フレックスタイムやテレワークといった制度を二つ以上用意することを義務づける。

 子どもの看病のための「看護休暇」制度も改め、入園式なども取得理由に加える。「残業免除」の申請条件は、3歳未満までから小学校入学前までに延ばす。

男性の育休促す改正も

 また、男性の育児休業を促す…

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