群馬県の妙義山と言えば、ギザギザの岩峰が連なる個性的な姿が特徴で、多くの登山者やハイカーが訪れる。この人気の山で、2020年から一部通行止めが続いていた「中間道」が、4年ぶりに全面開通した。
中間道は「表妙義」の中腹を歩く全長5キロ前後のコースで、観光スポットでもある妙義神社と、様々な奇岩が見られる石門群を結ぶ。
頂上をめざす登山道は、急峻(きゅうしゅん)な岩場を上り下りするため、上級者向けの危険なコースとされている。これに対し、中間道は樹林帯を比較的安全に歩け、一般の登山者やハイカーに人気だ。
ところが、その中間道は、台風などに伴う土砂流入などの影響で、2020年4月以降、コースの全部を通り抜けることができなくなっていた。
通行止めは2カ所あった…