金沢美術工芸大跡地の利活用について基本合意書を取り交わした村山卓・金沢市長(右)と和田隆志・金沢大学長=金沢市役所

 移転した金沢美術工芸大の跡地(金沢市小立野5丁目)について、金沢大は、新キャンパスを整備する利活用についての基本合意書を金沢市と結んだ。

 対象となるのは、美術工芸大が2023年10月に石川県立図書館の向かいに移転するまで使用していた約5万5千平方メートルの土地。市は今後、建物の解体などを進め、敷地北側のがけ地の安全対策を行った上で、26年度にも金沢大に敷地を引き渡すという。

 金沢大は「宝町・鶴間新キャンパス(仮称)」として、健康や福祉分野で世界をリードする研究施設を整備するとしている。

 村山卓市長と合意書を交わした金沢大の和田隆志学長は「地域と世界に開かれた研究教育施設としていきたい」と抱負を語った。

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