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保護者と会話しながら施術する生徒=2024年12月3日午後1時29分、鹿児島県日置市、宮田富士男撮影
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 鹿児島県日置市の鹿児島城西高校トータルエステティック科の3年生21人が3日、卒業記念行事「感謝のビューティーサロン」で保護者にネイルやエステのメニューを施した。

 同科は2002年に開設された。美容全般を学べるコースは全国の高校で初めてだったという。生徒は3年間、専門科目で全身美容や化粧、ネイルケアなどを学び、卒業前に試験を受けて認定エステティシャンの資格取得をめざす。

 この日、生徒たちは保護者に対してエステとネイルをそれぞれ1時間、心を込めて施した。益満夢唯(めい)さん(17)は、「毎日お弁当を作ってくれてありがとう」という気持ちで母愛子さん(42)を施術し、疲れを癒やした。愛子さんは途中で寝てしまうほどで、「まじめにエステに取り組んできて成長したなと感じました」と話した。

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