石破茂首相との会談後、記者団の取材に応じる(左から)経済同友会の新浪剛史代表幹事、経団連の十倉雅和会長、日本商工会議所の小林健会頭=2024年10月4日、首相官邸

 石破茂首相が最低賃金を2020年代に全国平均1500円に引き上げる目標を掲げたことを受け、経済界でも最低賃金をめぐる議論が活発になってきた。経済同友会が4日、3年以内に全国加重平均で1500円に引き上げるよう石破氏に要望。一方、中小企業の意見を束ねる日本商工会議所は、最低賃金の大幅引き上げには慎重な検討が必要との姿勢を示した。

 経団連、日本商工会議所、経済同友会の首脳が4日、官邸を訪れ、石破氏にそれぞれ政策要望を提出した。経済同友会はその中で、石破内閣の目標を上回る最低賃金の大幅な引き上げを求めた。

 経済同友会は新政権への要望…

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