収穫した飛驒メロンが次々に箱詰めされた=2024年7月4日、岐阜県高山市江名子町、荻野好弘撮影
  • 写真・図版

 岐阜県高山市で「飛驒メロン」の収穫が始まり、生産農家は実った大玉の箱詰め作業に追われている。

 市内の農家13軒でつくる「飛驒メロン研究会」が種を管理し、一定の条件で栽培するアールスメロンを「飛驒メロン」として出荷する。細かな網目とコクのある甘さが特徴だという。

 12棟のハウスで約7千個を生産する林農園(同市江名子町)では、6月下旬から収穫を始めた。同農園の城山和也さん(36)は「糖度14度の甘いメロンができた。飛驒メロンを広く知ってもらい、いずれは全国の有名メロンと肩を並べたい」と話す。

 8月末まで箱詰め作業を続けるという。1個2700~3700円(税込み、箱代と送料別)で各地に発送。農園でも販売する。(荻野好弘)

共有