レバノンの首都ベイルート南部ダヒヤでは、イスラエル軍の空爆で多数のビルが倒壊し、周辺の建物も損傷していた=2024年12月3日、其山史晃撮影

 英国際戦略研究所(IISS)は12日、世界の紛争の動向をまとめた年次報告書「武力紛争調査2024」を発表した。調査対象だった2023年7月~24年6月に、暴力的な事件で死亡した人は世界で約20万人で、前年同期比で37%増えたという。報告書は「武力紛争の激しさと人的被害が急激に増している」と指摘している。

 報告書によると、死者が増え…

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