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摘みたての「あまりん」=2024年12月27日、埼玉県本庄市、中村瞬撮影
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 イチゴの品評会「全国いちご選手権」で、埼玉県のオリジナル品種「あまりん」が2023年、24年と2年連続で最高金賞に輝いた。埼玉は昭和の一時期、イチゴの作付面積と収穫量で全国一だった。「イチゴ王国・埼玉」の復活なるか。

 関東の山々が一望できる場所にあまりんを栽培するビニールハウスが並ぶ。埼玉県本庄市の農業法人ユーファーム代表の宇田川竜児さん(34)は収穫期の師走を迎え、鮮やかでハリのある果実を丁寧に摘み取っていた。

 イチゴ農園の長男として生まれ、跡を継いで10年。その間、作付面積は3倍近くに増えた。いまの栽培品種のほとんどがあまりんだ。

■以前は「とちおとめ」を栽培…

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