米商務省が30日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、年率換算で前期比2・8%増だった。3・0%増だった前期からはやや減速した。プラス成長は10期連続。
市場の事前予想(3・0%増)を下回ったが、米経済は好調さを維持している。欧州や日本、中国の景気見通しがさえない中、当面は米国が世界経済を引っ張る構図になりそうだ。
GDPの約7割を占める個人消費は3・7%増(前期は2・8%増)で好調だった。サービス消費が底堅く推移し、物品では医薬品や自動車などがよく売れたという。企業の設備投資は3・3%増(前期は3.9%増)だった。
物価高(インフレ)は落ち着…