米労働省が10日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.4%の上昇となった。市場予想(2.3%上昇)は上回ったが、6カ月連続で鈍化した。物価高(インフレ)の落ち着きを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)は9月に利下げを始めている。今回の結果も踏まえ、年内に2回残る会合での利下げ幅を慎重に検討する。
FRBが重視する食品とエネルギーを除いた「コア指数」は前年同月比3.3%上昇で、前月から0.1ポイント加速した。
CPI上昇率は2022年6月、約40年ぶりの高水準となる9.1%に達した。エネルギー価格の下落やFRBの利上げなどで、その後インフレ圧力は徐々に緩和。8月は2.5%まで下落していた。
FRBは9月、今回のインフ…