写真・図版
市況

 28日のニューヨーク株式市場は、前日に大きく値下がりした米半導体大手エヌビディアなど人工知能(AI)関連株を買い戻す動きが広がった。前日に17%暴落したAI向け半導体で圧倒的シェアを誇る米エヌビディアも買い戻され、9%と大きく値上がりした。ただ、前日の下落分を取り戻すほどは上昇しておらず、市場には警戒感が残っている。

 中国のAI企業「ディープシーク」が公開した技術で米国のAI分野での優位な状況が崩れるとの見方から、前日には関連株が軒並み急落した。

 28日にはAI関連企業の株式を買い戻す動きが広がり、そろって反発した。ただ、前日に3.1%急落したハイテク株中心のナスダック総合指数は2.0%の上昇にとどまるなど、投資家の間に慎重な姿勢も残っている。

共有