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香山フォーラムの初日に開かれた米中関係に関する分科会=2024年9月12日、北京、畑宗太郎撮影

 中国軍部が主催する多国間の安全保障対話「香山フォーラム」が12日、北京で始まった。米国防総省高官は、マイケル・チェイス国防次官補代理が率いる代表団が参加し、米中二国間の高官協議も開くと11日に明らかにした。米国による高官派遣は、偶発的な衝突を防ぐための中国側との対話に前向きな姿勢を示すものになりそうだ。

 11回目となるフォーラムには日本や韓国を含む100余りの国や国際機関から専門家が集い、14日まで安全保障の課題について意見を交わす。初日にはウクライナの元外務次官が登壇し、「ウクライナ紛争の終結は欧州の安定につながり、中国の戦略的利益になるはずだ」と述べ、ロシアに肩入れしないよう中国に求めた。

 米国防総省は昨年、中国で4年ぶりに対面で開かれた「香山フォーラム」に、中国などを担当する上級部長を代表団として派遣したが、今年はさらに高官が参加する。米高官は「近年の例と一致するものだ」と説明した。

 米中の高官協議による「防衛…

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