イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘を巡り、ロイター通信は10月30日、米国が60日間の停戦案を提示する方針だと、内容の説明を受けた関係者らの話として報じた。米政府高官らが31日にもイスラエルと仲介国エジプトを訪問して協議する見込みだが、激しい戦闘は続いており、先行きは見通せない。
米国や日仏などは9月、イスラエルとレバノンの国境全域での21日間の停戦を求める共同声明を発表していた。ロイターによると、イスラエル公共放送が30日に停戦案の草案を報じ、停戦から1週間以内にイスラエル軍がレバノンから撤退する内容などが盛り込まれていたという。現地メディアのタイムズ・オブ・イスラエルなどは、イスラエルのコーヘン・エネルギー相が30日にこの停戦案について内閣で協議中だと認めたと伝えた。
一方、ヒズボラはこれまで…