2024年12月13日、シリアの反体制派がアサド政権を打倒した後の首都ダマスカス=ロイター

 米財務省は6日、対シリア制裁について、公共サービスや人道支援を円滑にするため一部の規制を緩和すると発表した。米国が暫定政権を肯定的に見ていることを示唆するものだが、制裁自体は続ける。

 米国はシリア政府や中央銀行、暫定政権を主導する過激派組織「シャーム解放機構」(HTS)などに対し、資産凍結や取引禁止を含む包括的な経済制裁を科してきた。今回の緩和では、今後6カ月にわたり、援助団体や企業による水や電気、エネルギーの供給などに限って取引を許可するという。

 米国は暫定政権に対し、宗教…

共有
Exit mobile version