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ブリンケン米国務長官との会談を終えた中国の王毅・共産党政治局員兼外相(中央)=2024年7月27日、ビエンチャン、畑宗太郎撮影

 米国のルビオ国務長官と中国の外交部門トップを務める王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相は24日、電話で協議した。中国外務省が発表した。20日のトランプ政権発足後、両氏による意思疎通は初とみられる。

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 政権発足に先立つ17日には、トランプ大統領と習近平(シーチンピン)国家主席が電話協議で対話を続ける姿勢を確認しており、これを着実に実行する方針を改めて確認したとみられる。

 王氏はこの日、トップ同士の電話協議について、習氏が対米政策を包括的に説明し、トランプ氏は肯定的に応じた、と説明。「中米関係の方向性を示し、基調を確立した」と評した。また、「意思疎通を続け、違いを管理することで新時代の中米関係の正しい協調の道を探るべきだ」と述べた。

 一方、「我々は誰かを追い抜…

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