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ウクライナ中部ドニプロで2024年11月21日、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた場所で消火活動をする消防士。ウクライナ非常事態庁提供=ロイター
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 ロシアに侵攻されるウクライナ軍が本格侵攻開始から1千日の19日を皮切りに、米国製「ATACMS(アタクムス)」など支援国提供の長射程ミサイルで相次ぎロシア領土を攻撃し始めた。反発するロシアは21日、ウクライナに報復攻撃。大陸間弾道ミサイル(ICBM)が使われたとの情報が出るなど、一気に緊張が高まった。ロシアに派遣された北朝鮮兵の存在も絡み、情勢は一層混迷を深めている。

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「核の脅し」繰り返すプーチン氏

 通信アプリ「テレグラム」に20日、ミサイルの破片の画像が投稿された。ロシア南西部クルスク州内の村の住民が付近で見つけたという。破片には「ストーム・シャドー」の文字。英紙テレグラフはこれをもとに、ウクライナ軍が英国から提供された長射程ミサイル「ストーム・シャドー」を初めてロシア領内への攻撃に使ったと報じた。

 その前日には、米国が提供した射程約300キロの地対地ミサイル「ATACMS」を使ってウクライナ軍がロシア南西部ブリャンスク州を攻撃したとされた。バイデン米政権がこれまでの方針を転換してウクライナ軍に自国提供のミサイルでロシア領の奥深くを攻撃することを認めたと米メディアが伝えてから、わずか2日後のことだった。

 これまで米国がウクライナ軍…

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