米ホワイトハウスで22年12月、会談したバイデン大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=AP

 米ホワイトハウスは16日、バイデン大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と電話で協議したと発表した。差し迫った必要に応えるための防空強化など4億2500万ドル(約630億円)の追加軍事支援を表明。バイデン氏のハリケーン対応で延期されていたウクライナ支援国の首脳級会合は11月にビデオ会議方式で開くことも明らかにした。

 今回の支援には、艦対空ミサイルのシースパローや、地対空ミサイルシステム「NASAMS(ネイサムス)」で使うミサイル、高機動ロケット砲システム「ハイマース」用のロケット弾などが含まれる。

 バイデン氏は電話協議で、来年1月までの自身の任期中に軍事支援を強化する計画も伝えた。支援の内容は、数百発の迎撃ミサイルを含む防空能力や、追加の榴弾(りゅうだん)砲、大量の砲弾、装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車数百台など多岐にわたるという。

 バイデン氏は9月に米国内で…

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