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国立極地研究所にある「火星の石」=2024年11月26日午後3時33分、東京都立川市、西田有里撮影
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 宇宙からのメッセージともいえる隕石(いんせき)の世界有数のコレクションが、東京・立川にある。

 「国立極地研究所」(極地研)。南極隕石ラボラトリーの保管庫にあるのは、約1万7千個の隕石だ。その中には、今年の大阪・関西万博の一つの目玉である、ラグビーボール大の「火星の石」もある。なぜ、これほどここに隕石があるのか。

 1973年に創設された極地研は、南極圏と北極圏に観測基地を擁し、南極観測の事務局機能も担う。

連載「宇宙∞ムゲンダイ」

人が初めて月に降り立ってから半世紀、人類は再び月に向かおうとしています。宇宙開発やビジネスも加速し、宇宙への注目が高まっています。遠いようで近い宇宙。東京を主な舞台に、無限に広がる物語を紹介します。記事の後半では、東京・多摩地域に落ちた隕石にまつわるストーリーを取り上げます。

■なぜ、南極で?…

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