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SNSへの投稿が原因で、大学から停学処分を受けたアラブ系イスラエル市民のハムザ・サマラさん=2024年6月22日、テルアビブ郊外

イスラエル国籍を持つパレスチナ人の大学生 ハムザ・サマラさん(21)

 イスラエル国籍を持つパレスチナ人で、イスラエルの大学に通っています。学生の大多数はユダヤ系で、アラブ系は1割程度です。昨年11月、SNSへの投稿が原因で、1学期間の停学処分を受けました。

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 イスラム組織ハマスの越境攻撃とイスラエルのガザへの攻撃を受け、パレスチナの人々への連帯を示そうと、パレスチナの国民的詩人の詩の一節を投稿しました。すると、大学の学生が参加するSNSのグループに名前をさらされ、「ハムザはテロ攻撃の支持者だ。こいつに嫌がらせをしよう」と書き込まれました。

【連載】イスラエル・パレスチナ 市民の声 ガザ戦闘1年

 イスラム組織ハマスの奇襲と、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃開始から1年。イスラエル、パレスチナの市民はどんな体験をし、いま何を思うのでしょうか。様々な立場の人びとに語ってもらいました。

 警察と大学に通報しましたが…

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