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東海地方の生徒が高校入試で使った大量の書類のファイルと自身のiPad。学生用AIノートや手書き電卓、思考を整理するアプリなど様々なアプリを入れて使っている=本人提供

 「今日、公立高校受験でした。機器トラブルもなく無事終了しました。晩ご飯を食べる元気も残っていました」

 東海地方の生徒の母親から、そんな安堵(あんど)のメールが記者に届いたのは、今年3月のことだった。

 iPadと日常的に使っている読み取りソフトやアプリなどを活用した高校受験が、合理的配慮としてかなったのだ。ほかの子も含め、県内では今年が初の試みだった。

  • 「手書きで板書を写すの重要?」 読み書き障がいの子の進路を阻むもの

■読み取りソフトで取り込み…

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