受験する君へ 音楽プロデューサーつんく♂さん
連載「受験する君へ」
本格的な受験シーズンを迎えました。各界で活躍する方々に、自身の体験談や受験生へのメッセージを聞きました。
地元の公立中学校から近畿大付属高校に入りました。大学の付属高に入った方が高校生活を少し余裕を持って過ごせるのではないかと考えたのです。高校受験に結構なストレスを感じたので、これをもう一回大学受験で感じるのは大変だなと。
勉強は丸暗記するのが苦手だったので、社会が不得意でしたね。近大付属高への入試は英語、国語、数学の3教科だったので、それも選んだ理由の一つでした。
高校受験の時に覚えた技があります。部屋の中をうろうろ8の字を描くように歩きながら、年号や人の名前を覚える癖をつけました。後にバンドデビューしてからも、MCの内容を覚えたり考えたりする時に楽屋で同じように歩いていました。
大学生活「今思えばもったいない」
合格発表は記憶があいまいですが、封筒か電報が送られてくる形だったと思います。私立専願で、落ちたら一月後の公立高を受けないといけないから、合格発表が届くのが怖かった。当日は近所のゲームセンターでゲームをして心をごまかして待っていました。弟に「来たで」って呼ばれて自宅に戻り、合格がわかったときは安堵(あんど)しましたね。
2014年から近大入学式の総合プロデュースを務めるつんく♂さん。第1志望に合格できず、へこんでいる新入生にも届けたいメッセージがあるといいます。
高校に合格したらステレオセ…