1967年にニューヨークでヒッピーカルチャーに触れて精神世界に強く影響を受け、インドでは神秘体験をしました。また1年間、禅寺で座禅を学び、考えることから考えないことや、事実を事実として見ることの重要性を知りました。

美術家・横尾忠則さんが半生を振り返る連載「自在に描き 時代を駆ける」。全5回の4回目です(2024年4月に「語る 人生の贈りもの」として掲載した記事を再構成して配信しました)。

 UFOは昔から見ていましたが、72年に柴田錬三郎さんと缶詰めになっていたホテルではすごい体験をしました。部屋で寝転がってテレビを見ていたら、体が15センチぐらい浮き上がり、画面が砂嵐になって次の瞬間、巨大な宇宙船の中にいました。

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 西洋人風の宇宙人が3人現れ言葉は発しないのに僕の脳が反応する。幼年時代から僕を見守っていて、僕の霊体に交信用チップを入れたいと伝わりました。でも気づいたら、またホテルでテレビを見ていた。夢かと思ったけど、それ以後は国内外どこでもUFOが現れ、僕の現実は宇宙に拡張されたんです。

 《75年には、来日した「超能力者」ユリ・ゲラーさんとテレパシー実験をした》

 頭の中で図形を描いて送るか…

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