衆院選に、自民党の裏金問題の影響はどう出ているのか。朝日新聞社の情勢調査で探った。

 情勢調査とあわせて実施した世論調査で、投票先を決めるとき、自民党の裏金問題を重視するかどうかについて聞いた。「重視する」が54%で、「重視しない」の38%より多かった。

 「重視しない」人の比例区投票先は自民が57%と多い。

 これに対し「重視する」と答えた人では、自民が29%の一方、野党は立憲29%を含む計6割弱に達している。裏金問題は自民党にとって打撃になっているようだ。

 裏金問題に関与し、今回の衆院選に立候補したのは46人。このうち当選をうかがう情勢なのは、半数程度にとどまっている。

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かつての安部派「5人衆」の情勢は

 派閥の裏金づくりが発覚した…

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