朝ドラで「伝説のギャル」を演じ、ユーチューブでは変顔も子育ての嘆きもさらけだす。夢だったアパレルブランドも立ち上げた。次々と活躍の場を広げているのが、巳(み)年生まれで長崎出身の俳優、仲里依紗さん(35)。芸能界デビューから20年を経て、変わり続ける2025年の「年女」の素顔は――。
Changin’(3)
2025年は巳年。脱皮を繰り返し成長する蛇のように、「変化」しながら前に進む九州ゆかりの人たちに話を聞きました。
《平成元年生まれ。NHK連続テレビ小説おむすびで演じる「ギャル」の全盛期に育った》
平成の30年間と歩んだ世代だけど、小中学生時代を過ごしたのは長崎県東彼杵町。聖地・渋谷のギャルは雑誌でしか見たことがなかったんです。
その分、憧れが強く、知りたくて。色んな雑誌で「勉強」しました。おかげで今の自分が培われたんじゃないかな。お姉さん世代が楽しむ姿を見て憧れた「パラパラ」を朝ドラで踊り、ギャルとして、みんなを引き連れて歩く。すごく楽しい。
《中学卒業後に上京し、モデルから俳優に。ターニングポイントとなった仕事は》
映画「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」(2010年公開)かな。ゼブラクイーンという「悪役」を演じたことで楽しさが増しました。
それまでは学生とか主人公を支える「けなげな子」の役。全力で取り組んでたけど、役を楽しむ余裕は全然ない。これ絶対私じゃないでしょう、って思ったりもして。でもゼブラーマンで、「あ、楽しいな」って。アクションも踊りも歌も。ガラッと自分を変えられました。
《その後、仕事の幅がどんどん広がる。いったい何が》
やっぱ結婚ですかね。うん…