福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手(33)=大分県別府市出身=は、守備の名手に贈る「ゴールデングラブ賞」(GG賞)に5回輝いた球界屈指の遊撃手。ケガに苦しむ時期を経て、2024年に大記録を打ち立てた。守る範囲が広く、心身ともに負担の大きいポジションを「死守」するため、ベテランとなった今も変化を続ける。
Changin’(2)
2025年は巳年。脱皮を繰り返し成長する蛇のように、「変化」しながら前に進む九州ゆかりの人たちに話を聞きました。
《24年8月4日、遊撃手としての出場が1532試合に。松井稼頭央氏のパ・リーグ記録を塗りかえた》
「レギュラーを取る」からスタートしたシーズン。それを達成し、次に意識したのが出場数。記録が更新できてうれしいけど、セ・リーグでは、巨人の坂本勇人選手が2千試合出場を達成している。ここを「通過点」に1試合でも多く、遊撃手として試合に出たい。
《明豊高(大分)では通算62本塁打、投げては最速154キロ。小柄な体で甲子園をわかせた》
小中学生のころは主に投手で…