衆院予算委で質問する立憲民主党の長妻昭代表代行=2025年1月31日午後1時12分、岩下毅撮影
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 石破政権下で初の通常国会で、衆院予算委員会の質疑が31日始まりました。石破茂首相と全閣僚が出席。衆院選後の少数与党下で、予算委員長のポストは野党・立憲民主党が握っています。新年度予算案や「政治とカネ」の問題などをめぐり、野党の追及に対し、石破首相らはどう答弁するのか。論戦をタイムラインで速報します。

このあとの衆院予算委の質問者(時刻は予定、敬称略)

14:10-14:35 源馬謙太郎(立憲)
14:35-15:05 階猛(立憲)
15:05-15:35 奥野総一郎(立憲)
15:35-16:00 酒井菜摘(立憲)
16:00-16:30 近藤和也(立憲)
16:30-17:00 今井雅人(立憲)

13:30

立憲・長妻氏、都議会裏金問題で石破首相を追及

 立憲民主党の長妻昭氏は、東京都議会の自民党会派の政治資金パーティーをめぐる裏金問題も、石破茂首相に追及した。昨年の自民総裁選で、石破氏は「『不記載金額のうち、政治資金であるという説明がつかない金額については納税してしかるべし』という考えの浸透を図る」としていた。

 長妻氏はこれを引き合いに「都議会の裏金議員は、裏金を何に使ったのかがはっきりしない」と指摘。石破首相に「総裁選で言っている以上、ぜひ総裁として都議の裏金の皆さんに税務署に行き、税を払うべきなのか相談に行かせる促しをしてほしい」と迫った。

 石破首相は「納税の義務があるものに対し納税をするのは当然だ。都民の信任を得て、議員の職責を果たしている我が党の議員がそういう意識をみな持っていると承知している」と答弁。長妻氏は再度、使途の公開と税務署に相談に行くことを促すよう迫ったが、石破首相は「党として適正に判断する。党本部は知らないとは言わないが、それぞれが良識に従って判断する」などと述べるにとどめた。

13:00

立憲・長妻氏「どの口が言うか」裏金問題で自民に反論

 自民党安倍派の会計責任者(当時)の参考人招致が野党の賛成多数で議決されたことについて、同党議員がこの日午前の質疑で批判したことに対し、立憲民主党の長妻昭氏が午後の質疑の冒頭で反論した。長妻氏は、自民の批判に対し「相当、的外れだった」と指摘。「誰がこんな議決をさせる原因を作ったのか。自民党が(真相解明)しないから、議決せざるを得なくなった」と強調した。

 長妻氏は、自民が安倍派の会計責任者を聴取し、パーティー券収入のノルマ超過分の還流(キックバック)再開にかかわった政治家を特定すべきだった、と主張。「それを怠ったために(会計責任者を)呼ばざるを得なくなったことを認識いただきたい」と述べ、「どの口が言うのか」と、自民を批判した。

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13:05

石破首相「記憶の検証、今年は極めて大事だ」戦後80年

 立憲民主党の長妻昭氏は、今年が戦後80年となることに触れ、「今を逃して戦争の検証はできない。昭和の戦争の検証。国策、どういうタイミングで誤ったのか。きちっと検証しなければならない。戦後一度も検証していない」と指摘した。

 石破茂首相は「敗戦80年、次は90年ということになると、リアルに(戦争を)経験した方がおられなくなる。それは恐ろしいことだ」とし、「なぜあの戦争を始めたのか。なぜ避けることができなかったか。なぜ途中でやめることができずに、広島・長崎に原爆が落ち、大勢の方が亡くなったのか。その記憶を検証するというのは、今年は極めて大事だ」と応じた。

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