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立憲民主党の仕事始めであいさつした後、記者の質問に答える野田佳彦代表=2025年1月6日午前11時14分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影
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 立憲民主党の野田佳彦代表は6日、石破茂首相らが与野党の主要政党による「大連立」の可能性に言及したことについて、記者団に「大連立を組む環境ではない。自民党に下野させて政治の流れを変えていくことが我々の目指すべき本道だ」と述べた。

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 野田氏は東日本大震災時の政界を「困難な事態に日本が陥った時、与党も野党も関係なく力を合わせていく動きはあった」と振り返りつつ、現状については「そういうことは想定されない」と指摘。与党側から野党との連立政権をめぐる発言が相次ぐ現状について、「少数与党に陥っているから苦し紛れの発言、抱きついてきたいのかなと思う」とも語った。

 他の野党も相次いで連立入りを否定している。日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は同日、記者団に「連立を組むことはない。自公政権と正面からぶつかり、既得権と戦い、改革を実行する」と強調。国民民主党の古川元久代表代行も4日の年頭会見で「私どもは連立入りするつもりは全くない。政策ごとに与党と協議をするところを協議し、政策実現を目指す」と述べた。

 大連立をめぐっては、首相が1日放送のラジオ番組で「選択肢としてはある」と発言。公明党の斉藤鉄夫代表も別のラジオ番組で「大連立の大きな障害になるのは今の選挙制度」などと言及していた。

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