総務省が30日に公表した住宅・土地統計調査(速報値)で、全国の空き家が900万戸にのぼり過去最多となった。総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)も13・8%で過去最高を更新した。高齢化が主な要因で、今後も空き家の増加傾向は続くとみられる。
調査は1948年以降、5年ごとに実施。今回は2023年10月時点の総住宅数や空き家数などを調べた。
全国の空き家は、前回18年の849万戸から51万戸増えた。比較可能な1973年から一貫して増え続けており、この30年間で空き家数は倍増した。
空き家率は0・2ポイント上…