中東の大国トルコと日本が今年で外交関係樹立100周年を迎え、3日から皇嗣の秋篠宮さまが紀子さまとともに公式訪問する。「親日国」として知られるトルコとの関係は、政府と市民と皇室によって築かれてきた。関係発展に尽くした人らは「1世紀にわたる友情の物語を広く両国民に知ってほしい」と期待を寄せる。
秋篠宮ご夫妻は3日に現地に入り、最大の都市イスタンブールで100周年の記念式典に出席するほか、アンカラではエルドアン大統領との面会が調整されるなど多数の行事に臨み、8日に帰国する。
日本・トルコ協会(東京都港区)によると、両国の友好的な初期の接点は1887(明治20)年に明治の皇族、小松宮夫妻が当時のオスマン帝国を訪問したことにさかのぼる。
1890年に起きたエルトゥ…