昨夏の栃木大会決勝。文星芸大付九回1死、黒崎がサヨナラ本塁打を放つ=2023年7月25日、栃木県営

 (前年優勝校 文星芸大付 前年参加チーム数59)

 昨秋の作新学院に続き、今春は白鷗大足利が関東大会を制した。両校がしのぎを削り、前年大会優勝の文星芸大付、前々年優勝の国学院栃木も巻き返しを狙う。

 作新は最速147キロの右腕小川哲平を軸に、リリーフ陣が充実。打線も巧打がそろう。白鷗大足利の150キロ左腕、エース昆野太晴は好投手が目立つ今大会で最注目のひとりだ。

 公立校の健闘も目が離せない。春の県大会では宇都宮商が私立の強豪を立て続けに破り、準優勝。関東大会では健大高崎(群馬)に初戦で敗れたものの、貴重な経験を積んだ。昨春の選抜大会に21世紀枠で出場した石橋も安定した強さをみせる。(高橋淳)

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