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YRK and 社長の中許将一さん

 息子や娘が家業の後を継ぐ。中小企業では特によくある光景ですが、婿が後を継ぐとなると独特の悩みや苦労もあるようです。

 しかし、「婿経営者」には良いこともたくさんある。そのすばらしさを世の中に広めたいと、最近新たな団体が結成されました。主宰する「YRK and」社長の中許将一さんに、どんなねらいがあるのか聞きました。

リレーおぴにおん 「集まれば」

 この6月に、関西で「婿経営者会(通称65会)」を立ち上げました。 日本の企業の多くは同族会社で男性の実子が後を継ぐのが主流ですが、後継者がいないために会社をたたむケースが増えているんです。

 婿経営者がもっと増えれば、つぶれずにすむ会社も増えるはず。婿経営者どうしが交流したり婿経営者になれる人材を育成したりしつつ、婿経営者のイメージを変えたい。そう考えて約20人で会を結成しました。

 私自身、結婚を機に義父が社…

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