今年の福男選びに裏方として参加する小林隼也さん(手前)。8日に西宮神社を訪れて「門押さえ」を教わっていた=2025年1月8日午後2時15分、兵庫県西宮市、真常法彦撮影

 10日朝に西宮神社(兵庫県西宮市)である開門神事「福男選び」に、能登半島地震で被災した男性が裏方として参加する。阪神・淡路大震災から30年。節目の神事に復興への願いを込める。

 参加するのは、石川県珠洲市の須受(すず)八幡宮で神職を務める小林隼也さん(31)。昨年元日に被災した神社は境内の能舞台が倒壊。本殿も倒壊の恐れがあるため今も立ち入りが制限されたままという。両親が住む七尾市の実家も半壊し、3カ月近く断水が続いた。

 関係者を通じて小林さんに参…

共有
Exit mobile version