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「群馬テレビ未来構想」について説明する群テレの中川伸一郎社長(中央)=2024年10月3日午後4時4分、群馬県庁、杉浦達朗撮影

 労使問題を巡り昨年末に社長を交代した群馬テレビ(前橋市)は3日、群馬県庁で記者会見し、群テレの将来のあり方を示した「群馬テレビ未来構想」を明らかにした。広告収入の減少など厳しい情勢が続く地方局として、今春から改革計画の策定に着手していた。

 今回まとめた未来構想では、来年4月の番組改編から、正確・迅速な報道を意識し、行政と連携した番組制作を進めるほか、自由度が高い独立ローカル局の強みを生かした番組や公共サービスとしての地域情報を提供する「パブリックサービスメディア」を目指すとしている。

 同社では昨年10月、当時の社長が過度な人事異動をしたり団体交渉に不誠実な対応をしたりしたなどとして、労働組合が県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てた。これを受け、同12月の定時取締役会で前社長の解職決議案が提出され、社長が中川伸一郎氏に交代。同社は開局以来、大株主の群馬銀行出身者が社長を務めてきたが、問題を受けて初の生え抜き社長に中川氏を選び、改革に乗り出すこととなった。

 今年1月から、県内12市長…

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