【動画】「石黒浩パビリオン」のアンドロイドが報道公開=伊藤進之介撮影

アスカロイド(前列)、ヤマトロイド(後列)と撮影に応じるシグネチャーパビリオン「いのちの未来」プロデューサーの石黒浩・大阪大学大学院教授(後列中央)=2025年2月19日午後2時20分、大阪市此花区、伊藤進之介撮影

 人間とアンドロイド(人間型ロボット)は50年後の未来、共存しているのか。ロボット研究で知られる石黒浩・大阪大学大学院教授が、4月に開幕する大阪・関西万博で提示する。

 石黒氏はテーマ館とよばれるパビリオンをつくるプロデューサーの一人。パビリオンのテーマは「いのちを拡(ひろ)げる」だ。19日に開かれた報道公開での説明によると、古代人が土偶や埴輪(はにわ)に命を吹き込もうとした歴史などをひもときつつ、アンドロイドが社会や暮らしの中にとけこんだ未来を示す。

 日本古代の地名から名付けた、大人のアンドロイド「ヤマトロイド」と、子どもの「アスカロイド」が来館者を出迎え、目を合わせてほほえんでくれる。また、コケや竹、和紙などをあしらった移動型ロボットが館内を案内する。

 石黒氏は「どんな未来をつくりたいのか、考えるきっかけになればいい」と話した。

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