11日に召集された特別国会の衆院本会議で、石破茂首相が居眠りをしているように見える場面があった。首相指名選挙の間、しばらく目を閉じて深くうつむいたままになった時間があった。
この日午後の衆院本会議での首相指名選挙は1回目でどの候補も過半数に届かず、決選投票を経て石破氏が首相に選出された。投票は記名方式で行われ、開票作業を含めると、それぞれ30分程度の時間を要した。
X(旧ツイッター)には「あきれた」などの批判の声があがっている。日本維新の会の馬場伸幸代表は本会議後の記者会見で、「相当長期間、激務が続いてお疲れなんだと思う」としつつ、「三権分立の中の一つのトップを決める選挙をやっているわけだから、そういう最中にお休みになるということは不謹慎ではないか」と苦言を呈した。(宮脇稜平)